スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨
ゴンドラの歌 ー 小林旭
2012-08-23 Thu 12:52
ゴンドラの歌

もともとは、大正 4 年の芸術座で上演されたツルゲーネフ作「その前夜」の劇中歌として吉井勇が作詞し中山晋平が作曲した歌であったが、昭和 27 年黒沢明監督の映画「生きる」の中で歌われ、ふたたび脚光を浴びた。

何も役所だからというわけでもないだろうが、形式的に上司に気に入られるために無気力な日々を過ごしてきた公務員の渡辺(志村喬)は、あと余命半年といわれ、嘆き悲しんだ末に市役所に懇願する人々のために公園を作ろうと努力していく・・・

名監督、黒澤が "生きる" という人間の普遍的な大命題をテーマにしたヒューマニズム溢れる名作である。

谷川俊太郎の詩である

「生きているということ

いま生きているということ

それはのどがかわくということ

木漏れ日がまぶしいということ

ふっと或るメロディを思い出すということ」

ということと同じく、人生はひとつの詞とメロディで綴られていくドラマみたいなものかもしれず、歌は世につれ、世は歌につれ、とはよくいったもので、ある意味これほど人生を語ったことばも他にないのかも知れない。

「いのち短し恋せよ乙女

朱き唇あせぬ間に

熱き血潮の冷えぬ間に

明日の月日のないものを」

というこの「ゴンドラの歌」の詞が、母の死の悲しみに暮れ、汽車の中で揺れているあいだに自然とそのメロディが湧いてきたという。

この映画が上映された昭和 27 年 12 月 2 日、中山はこの映画を観て感動し、じっと見入っていたという。

「ゴンドラの唄」は、この映画によって新たな生命を得、奇しくも中山はその翌日に急に病に倒れ、ほぼ一ヶ月後の 30 日、「生きる」ことと決別したのであった。

ゴンドラの唄 小林旭

別窓 | 歌謡曲 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<星の流れに - 菊池章子 | こよいち | 旅の夜風 - 霧島昇・ミス・コロンビア(松原操)>>
この記事のコメント:
コメントの投稿

管理者だけに閲覧

この記事のトラックバック:
| こよいち |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。