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この世の花 - 島倉千代子
2012-08-29 Wed 22:10
この世の花

昭和も、いよいよ中ごろの 30 年位になってくるとそろそろ戦後という言葉も使われなくなってきたが、まだまだ菊池章子が歌った「岸壁の母」のような戦争を引きずった悲しい唄もヒットする一方でこのような美しい唄が流行った。

1 あかく咲く花 青い花
  
  この世に咲く花数々あれど
  
  涙にぬれてつぼみのままに
  
  散るは乙女の初恋の花

2 想う人には嫁がれず
  
  想わぬ人の言うまま気まま
  
  悲しさこらえ 笑顔を見せて
  
  散るもいじらし 初恋の花

3 君のみ胸に黒髪を
  
  うずめた楽し 想い出月夜
  
  よろこび去りて涙は残る
  
  夢は返らぬ初恋の花

この唄は、ラジオ東京で放送された同名の連続ドラマを、松竹が映画化したときの主題歌で作詞・西条八十、作曲はあの美空ひばりを育てた万条目正で唄は 16 才でデビューしたばかりの島倉千代子が歌ったのだが、万条目は「君はものすごく歌の下手な子だね」と言ったという。

その昔の、藤山一郎や淡谷のり子みたいな正式に音楽学校を出た折り紙つきの歌手ならいざ知らず、のど自慢で人のものまねをして実力を上げてきた歌手はオリジナルを歌わせると手も足も出ない状態だったのだろう。

まして恋愛経験もあるかないかの 16 才の少女にこのような人生の機微を含んだような歌は、まだ基本的に無理な気がするが、あの途切れそうに切々と歌う様が何とも言えずけな気な感じがして正に「散るもいじらしい」感じがする。

万条目の猛烈なレッスンを受けた彼女は 16 才なりに唄の内容を理解し、彼女なりの「この世の花」を歌い、半年後には 40 万枚の大ヒットとなったという。

この世の花 島倉千代子
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