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憧れのハワイ航路 - 岡春夫
2012-10-14 Sun 06:10
憧れのハワイ航路

憧れの

この唄は戦後間もない昭和 23 年に発売され、それをもとに翌々年の 25 年に映画化されたわけだが、奇妙なことで日本人が外国へ旅行するときは海外旅行というが、やはりこれなんかは島国だからこその表現で島国ではない大陸の人たちは単に外国旅行というそうだ。

まあ、そんなことは大したことではないのだが、単に観光旅行としての海外旅行が許されるのは戦後からはるかのちの昭和 39 年 4 月 1 日からなのだから、この唄が流行った昭和 23 年などという年には海外旅行などということばすら存在していない時代であったのだ。

やはり、あの暗い戦争の抑圧から開放された反動なのだろうか、このころの唄は異常に明るい唄が多く「リンゴの唄」、「東京ラプソディ」「銀座カンカン娘」「東京ブギウギ」等、現在日本で聴かれる J・ポップのものよりはるかに明るくて気持ちの良い唄が多い。

この唄は作詞・石本美由紀、作曲・江口夜詩、唄・岡春夫で発表されているが、石本は瀬戸内海を見下ろす風光明媚な山の中腹で沖を行く船を見ながら育ったそうで、そういう影響もあってか石本の詩には港や海の題材が多く、特に美空ひばりには、大ヒットとなる「ひばりのマドロスさん」「港町十三番地」「哀愁波止場」などを提供している。

晴れた空 そよぐ風
港 出船の ドラの音(ね)愉(たの)し
別れテープを 笑顔で切れば
希望はてない 遥(はる)かな潮路
ああ 憧(あこが)れの ハワイ航路

波の背を バラ色に
染めて真赤な 夕陽が沈む
一人デッキで ウクレレ弾けば
歌もなつかし あのアロハオエ
ああ 憧れの ハワイ航路

とこ夏の 黄金月(こがねづき)
夜のキャビンの 小窓を照らす
夢も通うよ あのホノルルの
椰子(やし)の並木路(なみきじ) ホワイトホテル
ああ 憧れの ハワイ航路

この戦争の暗い影のみじんもない明るい唄は、同じ海の唄でもつい 1、2 年前のバタヤンの「帰り船」などとは曲想がぜんぜんちがっており、このときまだ新進の作詞家であった石本は先輩作家たちと対等以上に張り合うには、極端にユニークなテーマを持った作品しかないと考え、この当時、普通だったら真珠湾攻撃のイメージしか湧かないようなハワイをテーマにこんな明るく楽しい唄が出来上がったという。

しかし、この時点でハワイがどんなところかも知らず、アロハオエや、キャビンというものが何だか知らない人たちもいっぱいいたことだろう。

憧れのハワイ航路 岡晴夫


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