スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨
お富さん - 春日八郎
2012-10-16 Tue 10:15
お富さん

昭和 20 年代末期に今後の歌謡界を背負って立つ有望な歌手が三人あらわれた。ビクターの三浦洸一、コロンビアの青木光一、そしてキングの春日八郎であった。

まだ、流行歌が演歌などとよばれる時代ではなくあの演歌の大御所といわれる北島三郎や都はるみはおろか、三波春夫や三橋美智也、村田英雄もデビューする前の話である。

藤山一郎のステージを見て感動し、歌手への道をこころざした春日であったが、長い下積み生活がつづき妻である恵子の口利きで紹介してもらった江口夜詩の家に毎日かよい歌を作ってもらうよう懇願しつづけたという。

長年の努力がみのり昭和 27 年、念願のでビュー曲「赤いランプの終列車」でようやく注目されるようになった春日は、つづく 29 年に本来は岡晴夫が歌うことになっていた「お富さん」という変わった唄を歌って一躍スターダムへ上り詰めたのだった。

この唄は、「与話情浮名横櫛」(よわなさけ うきなの よこぐし) という、だれも読むことの出来ないような漢字の歌舞伎の演目を題材にした唄で作詞・渡久地政信、作曲・山崎正によって作られたが、よく TV で「御新造(ごしんぞ)さんぇ、おかみさんぇ、お富さんぇ、いやさ、これ、お富、久しぶりだなぁ。」とやっていたあの演目だ。

粋な黒塀 見越しの松に 

婀娜(あだ)な姿の洗い髪

死んだはずだよ お富さん

生きていたとは お釈迦さまでも

知らぬ仏の お富さん

エーッサォー 玄冶店(げんやだな)

という歌詞で、「いきなクロベーさんが神輿 (みこし) の松で」というような変な歌詞に聞こえ発売された当時は当然 TV などまだない時代だったので歌舞伎に詳しい人以外ほとんどの人はいったい何をいっているんだか分からなかったという話もあり、作曲の渡久地政信も歌詞を渡されたとき「お富さんて誰のこと?」とたずねたという。

後年、春日は「別れの一本杉」に出会ったとき「これでようやく自分のフィーリングにあった唄に出会えた」ということばをみてもやはりこの唄はあまり乗り気ではなかったのかもしれない。

お富さん 春日八郎




別窓 | 歌謡曲 | コメント:0 | トラックバック:0 | ∧top | under∨
<<ジェリ・サザーン(Jeri Southern) - You Better Go Now | こよいち | 憧れのハワイ航路 - 岡春夫>>
この記事のコメント:
コメントの投稿

管理者だけに閲覧

この記事のトラックバック:
| こよいち |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。