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酒よ - 吉幾三
2012-12-30 Sun 13:59
酒よ

いつの頃からか分からないが、毎年冬になって寒くなって来ると必ず口ずさむ歌がある。

なんでか知らないが、吐く息が白くなってきて遠くの山に雪が積もって美しい山並みを見せ始めると自然とこの「酒よ」が出てくるのだ。

「涙には、いくつもの思い出がある

心にもいくつかの傷もある」

いい歌詞だ、そして重みのある言葉だ。

吉には、お笑いの才能があってあの志村けんとコントなんかもやっている。

その吉を見ていると、とてもこの歌詞を歌うときの姿とはかけ離れていて別人のように見える。

彼が、じっと一点を見つめ、あの顔でこの歌を歌うとなぜかジーンとして来るのだ。

酒、女、友、父母、故郷、人生、彼にはそういったすべてにいろんな思い出があるのだろう。

楽しさからは人生の重さは分からない。

きっと、彼にはいろんな辛いことがあったのだろう。などとかってに想像しながら吉の歌を聴いている。

吉は演歌界では珍しく自分で歌を作る。

演歌界のシンガー・ソング・ライターというやつだ。

だから、人に作ってもらった歌を歌うふつうの演歌歌手とは違い、言葉にになんともいえない重みがある。

ある年の瀬のこと、彼が通りすがりの郵便ポストのそばを通ったときのことだ。

郵便ポストにコートをかけてそのそばであぐらをかいて酒を呑んでるお父さんに出合った。

「冷たくないですか?」と聞いたら、そのお父さんは「余計な事すんな、お前、あっち行け」といって怒った。

そして続けて「帰れねんだよ、今年はよっ」て言う。

「どこに?」とたずねたら

「いなかに帰れねえ」って言う。

要するに何年も田舎に帰ってないから帰るにも帰りづらいってことなんだな。帰れないんだってことだ。

吉は、「あっ俺も今年帰れねえんだよ」と言った。

「あっおめえも帰れねえのか・・・」

吉は言う、「酒ってのはいろんな飲み方があって、ただ飲んでるだけの酒といろんな飲み方の酒があって人それぞれに人生を紡いで飲んでいる酒があるんだなと思った。そんな『人』との出会いで言葉を拾いこの歌が出来た」

男酒 手酌酒 演歌を聞きながら

なァ、酒よお前には

わかるか なァ酒よ

酒よ





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